「サマソニ‘20」東京2日目は、夜に雨がぱらついたものの、日中は好天が続き、フェスファッションを楽しむには絶好のコンディション。バーバル(VERBAL)やユン(YOON)、BENI,広海深海らの姿も見受けられた。来場者の着用トレンドは、基本的には70‘sボヘミアン。特にトライバル柄とフリンジのディテールが豊富なのと、素材感にこだわって夏場でもスエードやレザー使いがみられることなどが特徴と言える。

出演アーティストでは、EDM界の若手トップランナーとなったゼッド(ZEDD)がEDMの勢いを見せつけた。白昼のライブ時間のためにEDMの魅力を支える照明の自由度が半減する中、「クラリティ」「スペクトラム」などに特に顕著なメロディアスな楽曲力で踊りたい観客の欲求に応えた。新星ガールズアイコンとして室内最大規模のマウンテンステージを入場規制にしたカーリー・レイ・ジェプセン(CARLY RAE JEPSEN)は、シンメトリーのボタニカル柄を施したホルターネックのタイトドレスに裸足のスタイルで登場。頻繁にステージを降りて客席最前の観客とハイタッチを交わし観客のハットを被ってみせる愛らしさと、ローラや水原希子らモデル勢がパロディしたビデオでも話題となった「コール・ミー・ベイビー」などの楽曲のキャッチーさで観客を魅了した。

そしてヘッドライナーのファレル・ウィリアムス(PHARRELL WILLIAMS)は、盟友NIGOが手掛ける「ヒューマンメイド」のアイコン白Tシャツと、「アディダス」マークをヒップにたたえたパンツ、そして3ストライプスのイエローが暗闇で映える「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」のスニーカースタイルで登場。その頭上を飾るアイコニックな帽子が今日はオリーブのハンチングだ。自身の曲に加え、相方チャド・ヒューゴをサプライズで招き入れたN.E.R.D.曲、そして自身もフィーチャリング参加したダフト・パンクのグラミー賞受賞曲「ゲット・ラッキー」などを織り交ぜたオールタイム・ベストな選曲で陽気に楽しくライブを進めていく。そして終盤、昨今のファレル人気を決定づけたヒット曲「ハッピー」を投下。数十人の子どもダンサーを招き入れ、その子らひとりひとりと握手を交わしながら、そして観客に向けて歌い上げながら、ハッピーな瞬間をシェアしていった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です